START-UP NATION THE STORY OF ISRAEL'S ECONOMIC MIRACLE

とても、面白かった。
結構、冗長なところもあるので、飛ばし読みに近い部分もあったけど、
今までは、Check Point Software Technologies Ltd. など、
当然、技術力の高い会社が多い所とは、知っていたけれど、
それほど詳しくは知らなかった。
四国より、ちょっと、大きいくらいの国土と、あんな、国際環境で、
これほどの経済/技術/国力とは。。。

何が伝わったか

どれほどの真実かは別として、
この国の成り立ちや、歴史を、
読み取れたのは、とても大きかった。
そこには、国が国として、存在し続ける為に、
何をしなければならなかったか?
そして、今も、何をしているのか?が、垣間見える。


その中から、産まれて来た、経済を成り立たせる為に
スタートアップが大量に産まれて来る仕組みが「何故か」出来上がっている
という、情報が、とても、興味深く、考える材料として伝わって来た。


後半には、うまくいっていない要素も、書かれており、
冗長な部分を我慢して読めば、スタートアップが、
激しく起こっている、陰の停滞が、きちんとある事も読み取れる。

繰り返される事

徴兵制と、軍隊の事が、このスタートアップが頻繁に発生し、
技術革新のベンチャーが産まれ易い背景として繰り返し語られる。

IDFの8200部隊の名前は、しょっちゅう出て来る。


正直、この繰り返しには、辟易するのだけれど。。 (;´Д`)
しかし、このことが、特殊な状況を実現している事実は、納得出来る。


軍に関して言えば、アメリカ軍との比較は、面白い。
よくいわれる、日本とアメリカの比較のようだ。
この場合は、日本の立場が、アメリカ軍になるのだけれど。。
9.11以前と、以降の世界の変わりようが、こんな所でも、垣間見えて面白い。。

もっとも興味深い疑問

アポロ13号とスペース・コロンビア号の話がでてくる。
混沌と秩序の比較のように。


世界は、謎に満ちている。。


人間が行う全てのことは、実験なのだと、言うこと。。
多少の安定性の差があるだけなのだと言う事。
それを、当たり前の様に、組織と個人が飲み込んで動けるという事。


大きな頭=ロシュガドール

読んでみるといいと思う事

色んな読み方が出来るので、まぁ、購入しなくても、読んでみると良いと思います。
答えが、何か、書いてある訳ではないですが。。
や、ないと、僕は、思って読み終えました。 (^_^)

邦題は、酷いですね..