コンピュータの仕事に就いた新人に話したことの忘備録

コンピュータの勉強を大学でしてきた新人もいるし、してない子もいる。

何人か、見てきたのだけれど、どーも、自分が大切だと思ってることを、伝えた方が、少しは楽に進めるんじゃないのかしらと思うようになった。
試しに、話してみようか、と、聞いてみると、聴いてみたいと言ってもらったもので、試しに、一時間くらい話してみた。
本当は、資料も作ろうと思ったのだけれど、案の定、作れずに、ほぼ、話しただけとなった。
記憶のあるうちに、話した事を書き留めておこうかな、と、忘備録となりました。

コンピュータに関するものは、人間が作っているものだよ

これ、以外と盲点だったりする。
誰かが作ったものだから、作った人の設計思想が当然ある。造った人の想定外の使い方をすれば、うまくは動かない。
人間が作ったものだから、当然、間違いもある。
当たり前のことなのだけれど、これを、わかってないんじゃないかという人が結構多い。
他の機械だと、例えば洗濯機では、食器は洗えない*1とか、こたつをひっくり返して赤い光で肉は焼かないとか、とてもわかりやすい。
しかし、コンピュータとソフトウェアは、何ができるのか使ってみないとわからない割には、なんでもできるっぽい気がして、なんとなく、頑張ってなんとかすればなんとかなる風に思ってしまう。
いや、それはないからね。(´・_・`)
その代わり、設計者の考えとかわかると、知らなくても「これはできるんじゃないかな?」とか「これはできそうもないな」などという事が予測できるようなったりする。
まぁ、外れる事も多いから頼っちゃだめだけど。。

コンピュータは複数のものを繋いで動いている

ソフトウェアとハードウェア。ハードウェアも、CPU,Memory,Diskと、繋がってうごいている。おまけに、繋いでるもの自体も、それぞれ違ったりするし。ソフトウェアも、目に見える文字、コンパイラ、リンカ、VM、OS、などなど、もはや何をいってるのか分からないくらいの沢山のものが繋がって動いている。

自分が操作認識しているものが、全てだと思いガチなんだけど、残念ながらそうじゃない。

何が起きているのか知るには、最低でも2点間の観測が必要になる。で、それが、バケツリレーのようにいくつもが連なって一つの動作をしている。

だから、証拠を残しながら一つ一つを確かめていかないといけない。まぁ、すべてを記憶できるならいいけど、それでも、証拠がないと共有は難しいよね。

おまけに、時間の経過ってやつも連続してる要素の一つになる。

毎回、同じように動くわけではなく、さっきはこう、今はそう、あしたはどっちだ?

みたいな事は、日常ちゃめしごと、だ。

一度に沢山の事を相手にせずに、2点間、あるいは、それを繋ぐ線を含めた3点間を一つのセットとして、調べていこう。そして、証拠を残すのを忘れずに、時刻や時間もね。

よくある話で、チューニングや、トラブル解決の時に一度に複数の変更を入れてしまって「アワワワワ」ってなることがある。やってはいけない事なんだけど、理由は、そういうことなんよ。

今、変更をいれた事で、動きが変わってしまうのは、一つじゃないかもしれないって事。沢山のものが繋がってうごいているからね。

あと、一箇所直せば済むように思いガチだけど、それも、間違いだってわかると思う。

もっとも、すごくたくさん、直さなきゃいけないなら、それは、使い方が間違ってるとおもうけどな。(´・_・`)

 

おしまい

とりあえず、感想としては、無駄な時間じゃなかったらしいので、よかったようだ。

本心はしらないけどな。。。

こんな感じの話を、また、してみようかな? とは、思った。。

まぁ、必要ない人の方が多いんだろうけど、自分は独学だし、古い世代だからなぁ。。

 

 

 
 

*1:食器洗い機は日本では洗濯機を応用したものらしい 

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