Fluentdは、オンプレミスでも、花を咲かすか

Fluentd meetup in Japan on Zusaar

いやぁ、もう、本当に面白かったイベントでした。
会場の運営様、司会者様、発表者様。。
そして、参加者様の質問や雰囲気含めて、自分にとっては、とても、興味深い経験でした。
折角なので、なにか、残そうと思うのですが、内容の事は、USTとスライドで十分ですよね。

じゃ、自分は、何を考えて、あそこに参加して、ここから、何をしようと考えたのかなどを書き留めておこうかと思います。

うらやましいのは、ノーガードの叩き合い

Fluentd の発表時から、興味があったのは、確かです。
しかしなんといっても、@tagomoris さんと、@furuhashi さんの、Twitter を介しての丁々発止の実運用と開発者の叩き合い 共同開発でした。

あれだけ、あからさまに、開発の過程を晒しながら、作り上げて行く様は、本当は、羨ましかったですよねぇ。

そりゃ、ビールも、うまいだろう。。w

Fluentd のプロダクトとしての、良さも、開発者の設計姿勢も、とてもリアルに理解できた。
実運用に適応して行く、実装者の、いわゆる、Webサービスの基盤を支える姿も垣間みる事ができた。

このやりとりが、自分にとって、最高の宣伝と共感を与えてくれました。

そして、開発者はつどい、バザールがひらかれる

伽藍とバザール - Wikipedia

もう、古いのかなぁ、「伽藍とバザール」。

もちろん、運用者の悩みにマッチしているし、LogやBigDataのバズワードの効果もあるけど。

丁度良い、場所に、ちょうど良い、大きさで。。。
Fluentd のインストールの手軽さと、
「一番厄介な所のみ本体で実装し、Pluginを簡単にかける事を提供する」。
この方向性が、やりたい事を試す環境を手に入れやすくし、現実の問題に、対処する為の、拡張=Plugin の生産と共有を促進する。
そして、バザールが作られて行く、兆しが、大きくなって行く。


今回の Meet Up でのメッセージも、そうだったし、その後の、Plugin 発表の拡大も、流れを表していると思う。

伽藍は、寂しく、爪をかむ。。

すべての開発者が、自分の成果をオープンにできれば、随分と気楽になるだろうなぁ、とは、思う。

現実は、そうは行かない訳で、それは、事実で現実なわけ。

オープンソースを使っていても、なかなか、フィードバックはかけられない。
オンプレミスのシステムに使用してしまうと、ほぼ、絶望的な企業も多い。

そのシステムが、企業のなかで、認められるほど、オープンに活動できなくなるという、呪いがあるわけ。

望んで、そうしている訳じゃないし、忸怩たる想いを抱えている。。

花は咲くかな

System Logの収集の仕掛けや、そのプログラムに関して、注目するマネージャや営業ってあんまりいないんだよね。
そもそも、System Log って、重要じゃないと思われているものは、沢山あるし、それを集めて監視システムを作るなんて言っても、それこそ、あんまり関心もたれないし、金の匂いもしないと思っている。

という事で、Fluentd を使って、オンプレミスのシステムを組んだ場合、後々、オープンなバザールに貢献できる可能性は、高いのかもなぁ、と、思っている。

何よりも、絶賛開発中の、この雰囲気のなかで、活動している輪の中に、参加するのは、自分の周りの開発者にとって幸せな事だと思うからねぇ。

効果がでて、評価された場合は、Fluentd のコミュニティを、企業の中で評価してもらう方向へ駒を進めれば、オープンになれなくとも、何か、貢献する糧を引き出せるかもしれないし。


で、逆説的に言えば、あまり評価されなければ、オープンに参加するという(得る物が大きくなる)
裁定取引が成立するの。w

と、いうわけで、オンプレミスの皆さんも、是非、こっそり、やってみませう!! :)